【ギャンブル依存症】カジノの入場料は¥6000で決定
こんにちは、GIN(弟)です。
4/3のニュースで日本人のカジノ入場料を6000円とする方針で概ね方向性が決定したと発表された。
自民、公明両党は3日、カジノを含む統合型リゾート(IR)の実施法案について、日本人のカジノの入場料を6千円とすることで合意した。
最後の論点となっていた入場料がまとまり、法案をめぐる与党協議は最終決着した。政府は4月中にも国会に提出し、今国会での成立をめざす。
入場料の対象となるのは日本人と日本在住の外国人。海外からの観光客は無料となる。入場料をめぐっては、カジノ事業者の収益を高めるため来客を増やしたい自民が「5千円が上限」、ギャンブル依存症の防止を求める公明が「シンガポール並みの8千円が最低水準」と主張してきた。https://www.asahi.com/articles/ASL435SRDL43UTFK01D.html 一部抜粋
自民の主張が5000円、公明の主張が8000円、間を取って6000円という
何とも安易な発想で決まってしまうんですね、日本の法制度。
(しかも間ならキッチリ6500円じゃないのか!?というツッコミはなしですか。)
【ギャンブル依存症】カジノ入場料に対する皆さんのご意見は?
また参考にヤフーの意識調査の結果を以下示しておこう。
![]()
https://news.yahoo.co.jp/polls/domestic/34143/result 一部抜粋
統計学の専門家ではないので、当アンケートの信憑性についてはコメントできないが、
20000万票を超える票が集まっているので、母数としては一定数をクリアしているのではないだろうか。
結果だが、約50%半分の人が「高い」とし、35%程が「安い」と判断している。
【ギャンブル依存症】依存症の家族はどう思ったか
で、ギャンブル依存症を持つ家族の意見を述べさせて頂くと、
ズバリ「入場料を幾らにしても関係ない」と思う。
だってギャンブル依存症は借金してでも6000円を調達するから。
彼らには金額など関係ない、そこにギャンブルがある限り、如何なるリスクを負ってでも行かなければならないのだ。


完全に同じ理屈。(理屈と言えるかどうかは疑問)
むしろ、入場料を取り返そう!と意気込み火に油ですよ。きっと。
もちろん、新たに依存症を生まないといった意味で入場料を高く設定する事は意味があると思う。
ただ、その理論だと、入場料を高くし過ぎて誰も行かないのであれば、多額の税金を投入する意味もなくなり、そもそも作らなければ新たに依存症を生むリスクはなくなりますよ、という理屈になってしまうが・・。
まぁ決定した以上、ここではこれ以上論じない事にしよう。
ギャンブル依存症を防止しようとするのであれば、どちらかと言うと入場回数に制限を決める方が重要ではないかと思う訳です。
IR法案として7日間に3回 / 28日間で10回などの規制を設ける方針を掲げていますが、特にこちらに関して時間を掛けて議論する必要があると思いますね。
こちらの記事で書いた通り、依存症を生む大きな原因は、距離的・時間的に「生活に密着し過ぎる」事であると思う。
常にギャンブルにアクセスでき、触れる状態が長引く事で依存体質の脳に変化していってしまう。
それだけ「頻度」といった指標は依存症の話をする上で重要だと考える。
(ギャンブル依存に限らず、アルコールやタバコなども同様)
極論を言うと、年に1回だけギャンブルする人が依存症になるとは思えないし。
観光客が旅行先でパァーっと遊びましょう!的なスタンスであれば影響は少ないハズだ。
(少し前に日本企業の某社長が海外カジノでの件がニュースになった事はあったので100%ではないが・・・)
【ギャンブル依存症】パチンコはスルー
そしてさらに言ってしまうと、既にパチンコという巨大な依存症製造機がある以上、
カジノ建設でどこまでギャンブル依存症の影響を取り上げる必要があるか疑問である。
カジノ建設で依存症がどこまで増えるのかは分からないが、パチンコを野放しにしておいて、
何を今さら、っといった印象。
そういった意味では、5000円だ!8000円だ!などという議論は単なるパフォーマンスに過ぎないと思ってしまう。
既に利権関係者のなかで6000円という前提的な目安ありきの議論だったのでは?と勘ぐってしまう。
日本の経済が先細って行く中で、何もしなければ間違いなく税収は減り、国家として衰退、成り立たなくなる危惧がある。
莫大な利益を生むカジノ(もちろんそこにはインバンド戦略やらも絡むが)によってそこを補うしかない、と考える国。
ただ、その裏でGINの家族のように苦しめられる人たちが大勢いる事実。
ギャンブル依存症は全国に500万人を超えるとの統計がある。さらにその家族を含めると2倍、3倍の人が影響を受けているだろう。
その影響の大きさを考えると国家の利益というより、むしろ損害になっているのでは?と考えてしまう。
経済の先細りを「ギャンブル」で補填しようとする国。その考え方が既に「依存」になっている事に違和感を覚えるのは自分だけではないと思うが、如何だろうか?
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