ギャンブル依存症とはそもそも何か、考えてみたい。
【ギャンブル依存症】診断
ネットで依存症を調べると出てくるのがまず、「依存症診断テスト」的なもの。
例えばこんな感じのものだ。
![]()
一部抜粋:thepage
本人は依存症を自覚していないパターンが殆どなので、チェックするのは家族をはじめ関係者が多いだろう。
幾つか項目があるが、個人的に幾つか判断の要点みたいな部分があるように思う。
主に以下2点。
1.ギャンブルを自分でコントロールできるか。
使ってはいけないお金を使ったとか、借金をしてまでギャンブルをした、という類のものはコントロール出来ていない為、完全に依存症という判断で良いと考える。
逆に、どんな種類のギャンブルをしたとかどのくらいの頻度でとかそういったものはそれほど関係ない。
要はギャンブルが自分でコントロールできる範疇にあれば良いのだ。
2.隠したり嘘をつくか否か。
お金を工面する為に嘘を付いたとか、本当はギャンブルに使ったのに別の出費だと嘘を付いたパターン。
こちらも完全にアウトだと考える。
理由は1の部分とも重複するが、これはつまりギャンブルに、「お前は嘘を付きなさい」、「嘘を付いてでもギャンブルをしなさい」と命令されてそれに従っている状況。つまりギャンブルをコントロール出来ていない状況下にあると考えるから。
私はこのポイントを重要視している。
皆さんもこの点に注目して、依存か否かの判断をしてみて頂きたいと思うが、
依存症かどうかをネット検索している時点である程度「クロ」ではないかと思う。
それだけ現実を受け止めたくないし、受け止められない人が多い。
実際にGINの両親も自分の子が依存症だと認められず、数年間、真剣に対策しようとは思っていなかった。
【ギャンブル依存症】統計数字
ギャンブル依存症の統計数字を見ていこう。
まず厚生省の統計による人数。2014年の調査では成人の4.8%に当たる536万人。
これはアルコール依存や薬物依存等の比ではない。
![]()
一部抜粋:前から後ろから!
ちなみにこの数字は諸外国に比べて圧倒的に高い数字。
それは日本にあるパチンコ文化が原因と言われている。GINは都内にも5年ほど住んだことがあるが、都内の駅前の一等地にはどこに行ってもパチンコ屋はあるし、田舎のパチンコ屋の広大な駐車場はほぼ満車になっている。
こちらも個人的に信用できる指標と判断している「Google Trends」の比較グラフ。
2004年から青が「ギャンブル依存」、赤が「薬物依存」。
ギャンブル依存の方が近年、急激に検索数が伸びている事が分かる。
薬物依存も決して減ることはないだろうが、それ以上にギャンブル依存の深刻さが伺える。ギャンブル依存がメディア等で表面化してきていたり、いわゆる「IR(カジノ)法案」なども関係しているのだろう。
【ギャンブル依存症】脳の変化
ひと昔前はギャンブル依存症は気持ちの問題とか、意志が弱さが問題だと思われていたらしいが、
現在は、脳に明確な変化が起こる「精神疾患」であると認められている。
この変化はよく大根に例えられる。
一度、大根からタクアンに変化したら、二度とタクアンから大根には戻らないと。
そうは言われても現実問題として、一緒に暮らしている家族は何とかして大根に戻す(もしくは悪化しない)方法を考えなければならない。
その取り組みを今後、当ブログ内で紹介していく。
↓いつも応援クリックありがとうございます!





コメントを残す